今回は上海旅行に行った時に3万円騙し取られた実体験をご紹介します。
今後、海外旅行に行く方の参考になりますように!
【上海へ行った時の心得】
お茶会には絶対に行くな
日本好きアピールする中国人の若者に注意!
上海に上陸してから詐欺師に遭うまで
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2017年の春。
大学時代に中国語を勉強していた友人2人と3泊4日の上海旅行へ行きました。
友人2人は大学で2年勉強をしていたので、日常会話の中国語はぺらぺら。
まさか、上陸してたったの一時間後に詐欺に遭うなんて…
この頃は予想だにしていませんでした。
写真を撮ってくれませんか?
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上海空港から、1時間ほどかけて観光名所の豫園へ。
到着してすぐに、2人の若者(女性)が「写真を撮って欲しい(英語)」と近づいて来ました。
写真を撮ってあげると、お礼に私たちも写真を撮ってくれることに。
「シェイシェイ(ありがとう)」
唯一知っている中国語でお礼を言いました。
今思えば、これがまずかった…。
中国人かと思っちゃった!
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突然中国人の若者が「あなたたち中国人なの!?」と英語で訊ねてきました。
日本人であることを答えると、
「”謝謝の発音が良かったから中国人かと思っちゃった!”」と。
中国語を勉強していた友人は大喜びでした。
若い中国人女性は
・キャンメイク好き
・いつか東京に行きたい など
日本大好きアピールをして来ました
異文化交流が出来てとても嬉しかったことを覚えています。
(これから詐欺に遭うのに…)
お茶会に誘われる
5分ほど立ち話した後…
「良かったら一緒にお茶でもどう?”」
お茶に誘われました。
中国で親日家の優しい中国人の2人組に出会えて、
運命を感じた私たちは快くお茶会に参加させてもらうことに。
3畳ほどの部屋に連れていかれ鍵を閉められる
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茶屋は、駅から歩いて10分ほどのところにありました。
道中大きな羽を広げて飛ぶニワトリや、
ボロボロの小屋のような家が立ち並んでいました
人通りはありません…
到着したのは壁がボロボロに剥がれた小さな家でした。
戸惑いつつも、家の中に入りました。
中国人女性が悪い人だと信じたくなかったのです。
高額なお茶会が始まる
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狭い茶室に入れられ、鍵がかけられました。
一室の奥に小さな扉があり、チャイナ服を着た、女の子が現れました。
年齢は14-15才くらいだと思います。
1杯あたり60元~90元
※日本円にして、1杯あたり1000~1500円
メニューを渡されて驚愕しました。
「1杯だけ飲んで早く帰ろう」と思いましたが、
中国人2人組はここでとんでもないことを言い出したのです。
最低3杯飲むのが常識
![](https://zarame.blog/wp-content/uploads/2022/03/escape.jpg)
「”中国のマナーでは最低3杯以上飲むのよ”」
「”ただ、3と4は縁起が悪いから5杯飲むのがおすすめ”」
高いと思いつつ、まだ詐欺だとは思っていない私たち3人組。
本格的な中国茶はこのくらいするのか…と暢気なことを考え、
言われるがまま5杯オーダーしました(笑)
更なる金銭の要求
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~お茶会の内容~
1.陶器に熱湯をかけて模様が浮かび上がらせる
2.蕾になった茶葉に湯をかけて開花させる
3.お茶をかけたカエルの置物をなでて開運祈願
よく分からないパフォーマンスを見つつ、
大さじ2杯ほどしか入らないであろう小さい器に入れられたお茶を5杯飲みました。
請求される金額を思うと気が気ではなく味は覚えていません。
合計8杯のお茶
![](https://zarame.blog/wp-content/uploads/2022/03/invisalline-18.jpg)
5杯飲み終え、もうお開きだろうとホッとしていたら…
「”実は、中国茶は8杯飲む方が縁起がいいとされているの”」
恐ろしい提案をされました。
![わたし](https://zarame.blog/wp-content/uploads/2020/04/FCF60A82-4F75-45DF-A932-417BB21C03C8-150x150.jpeg)
詐欺や…(やっと気付いた)
詐欺と知りつつ、狭い茶室に閉じ込められ身動きの取れない私たち3人。
8杯分のお茶をオーダーしまったのです。
高額な茶葉と茶筒の購入を強要
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当時、手取り14万円の薄給会社員だった私。
お茶代で2万円近くふんだくられて、すっかり肩を落としていました。
8杯目のお茶を飲み、さっさと茶室を出ようとしたのですが…
「”実は、今回お茶を振舞ってくれた彼女はとても貧乏なの”」
「”だから私たち、お土産のお茶を買って彼女を支援してあげてるの”」
「”あなたたちも支援してくれない?”」
最後に、3000円ほどする茶筒と1万円の茶葉を買わされました。
8杯のお茶とお土産のお茶。
合計金額は3万円を優に超えていました。
連絡先を交換
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「”ここで出会えたのも運命だからメールアドレス交換しない?”」
なんだか怪しいので捨てアドレスを教えました。
この行為に何の意味があったのかはいまだに謎です。
彼女たちから一度もメールが来たことはないので。
お茶会代を支払う
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お茶代を支払い、やっとお茶会はお開きになりました。
カード払いを勧められましたが、大金を引き落とされるきがしたので現金で払いました。
お茶会からの帰り道 背後に迫る怪しいおばさん
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お茶会が終わった帰り道、すこし変わったことが起こりました。
人民広場というスペースを抜けて豫園まで向かう道中、
いきなりおばさんが小走りでこちらに近づいてきたのです。
中国人詐欺師の耳元で何かを囁いてすぐ去っていきました。
詐欺が上手くいったのかの報告でもしていたのでしょうか?
豫園に到着し、やっと私たちは詐欺師から解放されたのでした。
まとめ ー詐欺に遭わないようにー
実は親日家を装って詐欺をするパターンは中国以外でもよくある手口。
海外に行ったときに親日家と名乗る人とご飯に行くことは、
できれば避けた方がいいかもしれません。
ご飯に行く先こちらが提案して、相手が難色を示したら要注意。
詐欺に遭った翌日、上海ディズニーに行ったのですが、
お茶詐欺の経験が胸糞悪すぎて、ディズニーの記憶がほとんど残っていません(笑)
海外に行く皆様、詐欺には十分お気を付け下さいませ…。
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