幼少期より出っ歯に悩んでいた私。
昨年11月、ついにインビザライン矯正を始めました。
治療を始めるまでに9件カウンセリングに回り、3件精密検査を受けました。
・抜歯が必要な治療の場合インビザラインは使えない
・インビザラインは後戻りするから後悔する
・インビザラインは比較的新しい治療法だから安全性に問題がある
インビザライン矯正について調べると、出るわ出るわ心配になるレビューの数々。
そんなレビューを見ているにも関わらず、私がインビザラインに決めた理由をお話します。
1.出っ歯で抜歯が必要なのにインビザラインに決めた理由
2.絶対に大切にしてほしい歯科選びの軸
歯列矯正を考えている方や、歯科選びに困っている方の力になれればと思います。
※この記事は個人の見解を含みます。
私の歯並びについて
まずは私の歯並びと、矯正治療を決めた理由についてご紹介します。
画像で見て分かる通り、超出っ歯です。
・出っ歯で、上の前歯と下の前歯が咬み合わない
・下の歯が、上の歯と比べて2本足りない
・高校生の頃、出っ歯を治すために3年間ワイヤーで歯列矯正をしていた
下の歯と上の歯の本数が合わない理由は、子供の歯が抜けてから大人の歯が生えてこなかったからです。
先天性欠如歯と呼ばれるもので10人に1人いると言われています。
ワイヤー矯正をしていたのになぜまた矯正を考えたのか
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ワイヤー矯正をしていたのに再度矯正を始めた理由は、「後戻り」です。
ワイヤー矯正治療が終わった後も、上と下の歯の本数が違ったため完全に噛み合わせは治っていませんでした。
その上、親知らずが生えてきたことをきっかけに、歯が押し出され再び出っ歯になってしまったのです。
私の治療計画について
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私のインビザラインの治療計画を紹介します。
・上と下の歯の本数を揃えるために上の5番の歯を抜歯※
・2年半の治療計画
・インビザラインで思ったように治療が進まない場合はワイヤー矯正も検討
※通常は4番を抜歯します。(私は5番に大きい虫歯があったので状態のいい4番を残しました)
先生曰く、5番の抜歯はワイヤー矯正インビザライン矯正問わず歯を動かすのが難しいとのこと。
私の歯科選びの基準
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ここからは私が歯科選びをした際の基準をご紹介します。
実は私が今通っている歯科に決めるまで、半年かかりました。
歯列矯正を始めるために9件カウンセリングに回り、3件精密検査を受けたのです。
レビューや歯科医院の口コミを見ては疑心暗鬼になり、胃が痛くなる日々でした…。
当時はワイヤー矯正で考えていた
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ほとんどの歯医者の先生が口をそろえて言うのが、「出っ歯症例は抜歯が必要」ということ。
歯科医師の意見が分かれるのは、矯正方法でした。
A先生「抜歯をするならワイヤー矯正(表)でしか治療できない」
B先生「あなたの症例はインビザライン矯正でしか治療できない」
C先生「インビザラインで矯正を始めたら10年かかるからワイヤー矯正にした方がいい」
D先生「ワイヤー矯正(裏側)でしか治療できない」
E先生「セラミック矯正はどう?すぐ綺麗な歯並びになるよ」
先生によって治療方針が違います。
Twitterを見ると、ワイヤー矯正派の歯科医とインビザライン矯正派の先生が方向性の違いで喧嘩をしていました(笑)
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歯科医の先生ですら矯正治療方針が異なるので、私たちが悩むのも当然ですよね…
では、どのように歯科医院を選べばいいのでしょうか?
最終的な歯科の決め手は先生の治療実績
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最終的に、私がインビザラインで治療をしようと決めたのは先生の誠実さと治療経験の豊富さです。
治療法よりも、実績が信頼できるかを大切にしました。
(健康な歯を削るセラミック矯正は、今後のことを考えて検討していません)
・日本矯正歯科学会 の 指導医クラスの先生が治療にあたってくれる※
・インビザラインに特化した矯正歯科だが、先生がワイヤー矯正にも詳しい
・私の症例に似た【出っ歯、抜歯】症例の写真をたくさん見せてくれた
〇〇プロバイダーの表記に惑わされないで!
インビザライン矯正を始めるにあたり、「年間症例○○以上!」「〇〇プロバイダー」などの実績を誇る歯科もあります。
しかし、調べていくうちに歯科選びの決め手に欠けるものだと気づきました。
口が達者で営業上手の先生であれば、技術がなくても治療の症例数を稼げるからです。
症例数 ≠ 先生の技術力
あくまで症例数は参考程度にして、決め手にはしないように。
それより私が特にチェックするようにしていたのが先生が「日本矯正歯科学会」に所属しているかどうかと、実際の症例写真を見せてくれるのかという点でした。
日本矯正歯科学会とは
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日本矯正歯科学会とは、矯正治療を専門とした学術団体のことです。
実は歯列矯正は、特に矯正を勉強したことがない歯医者であっても誰でも行えます。
歯列矯正は、歯の動き方の予測をしたり患者の骨格に合わせて歯をどのように動かすのか治療計画を立てなくてはいけません。
非常に高度な技術を必要とするものなのです。
治療してもらうなら、矯正学をしっかり学んだ先生がいいですよね。
矯正学をしっかり学んだ先生は、日本矯正歯科学会より【認定医】として認定されます。
日本矯正歯科学会の認定医制度とは
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日本矯正歯科学会の認定医の制度ですが、認定医・指導医・臨床指導医の順で、認定の難易度が上がっていきます。
現在、日本には矯正治療を行なっている歯医者さんが2万人以上いますが、大学で矯正治療を専門に学んだことのある歯医者さんはたったの7000人ほど。
先生が矯正治療の知識のある方かどうかの見極めが非常に大切です。
認定医だから絶対安心というわけではない
ただ、認定医であるから必ず安心と言うわけでもありません。
![ざらめ](https://zarame.blog/wp-content/uploads/2020/04/FCF60A82-4F75-45DF-A932-417BB21C03C8-150x150.jpeg)
資格だけ持っていて実務経験が少ない歯科医もいるからです
ここからは歯科選びを失敗しないための歯医者選びの軸についてお話ししていきます。
歯科選びの軸について
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私がおすすめしたい歯科選びの軸についてです。
・日本矯正歯科学会認定医以上か または、実務経験は豊富なのか
・実際に治療の症例写真を見せていただけるのか、ホームページに載っているか
・先生がカウンセリングをしてくれるのかどうか
・ワイヤー矯正にも詳しい先生なのか
・精密検査をきちんとしてくれるのか
・歯列矯正専門の医院かどうか
・安さで選ばない。治療するからには健康的な歯並びに
先生の実務経験について
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日本矯正歯科学会認定医の肩書があっても、実際の治療実績がないという先生もいます。
反対に、認定医の肩書がなくても治療実績豊富で安心できる先生もいます。
治療実績について見極めるために、ホームページに実際の治療症例写真が載っているのかをまず確認しましょう。
もし、載ってない場合もカウンセリングの際に見せていただけるか確認しましょう。
もし治療症例を見せていただけないようでしたらその歯医者は治療実績がない可能性が高いので、やめた方がいいです。
先生がカウンセリングをしてくれる
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歯科選びの際、私は9件の歯科を回りました。
9件中2件は歯科衛生士の方が軽く口の中を見ただけでした。
個人的に先生がカウンセリングをしてくれない歯科はおすすめできません。
矯正治療は通常2年以上の年月が必要な治療です。
予約をしているのにカウンセリングの時間すら取ってくれない歯科医は、治療を開始しても熱心に治療してもらえない可能性があります。
カウンセリングでは、先生がこちらの質問に対しても嫌な顔をせず誠実に対応してくれる先生かどうかを見極めるようにしましょう。
ワイヤー矯正に詳しい先生か
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インビザライン矯正を始める方は、先生がワイヤー矯正にも詳しいのかをしっかり確認しておきましょう。
なにかトラブルがあった際、インビザライン矯正の知識しかない先生が上手くリカバリーしてくれる可能性は限りなく低いです。
ワイヤー矯正に詳しい先生であれば、万が一インビザライン矯正でトラブルがあった際も柔軟に対応してくれるので安心です。
精密検査をしてくれる
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歯科によっては5万円以上もかかる精密検査。(治療費に含まれている歯科もあります)
しかし、精密検査を行わずに歯列矯正を始めることは絶対にお勧めできません。
骨格もしっかり見ていただいたうえで矯正しないと、治療後に取り返しのつかない結果になりかねないからです。
・パノラマレントゲン
・セファロ分析
・口腔内写真
・頭部CT
・歯型取り
「うちは精密検査なしで大丈夫です!」「パノラマレントゲンだけでOKです!」なんて歯科で矯正をすることは絶対におすすめしません。
歯列矯正専門の医院かどうか
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歯列矯正は、歯科医の資格があれば誰でもできる治療です。
ただ、経験の浅い先生に治療をされてしまう事でトラブルにつながった例が多々あります。
そのため歯列矯正は「一般歯科」ではなく「歯列矯正専門の医院」で治療を行うことをおすすめします。
・歯列矯正の経験が浅い先生が治療する可能性がある
・歯列矯正担当の先生にスケジュールを合わせる必要があり緊急時であっても予約が取れない
※一般歯科とは、歯列矯正だけでなく虫歯を治療など幅広く治療している歯科です
歯列矯正専門の医院であれば、歯列矯正の勉強をしているドクターが担当してくれるので安心です(治療実績等はしっかりチェックしましょう)
急患でも柔軟に対応してもらえます
ただ、歯列矯正専門の医院の場合は虫歯を見逃される可能性もあります。
虫歯を作らないように、矯正中も定期的に歯の検診をするように気を付けましょう。
安さで選ばない。治療するからには健康的な歯並びに
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歯列矯正で最大の失敗する理由が「安さで選んでしまうこと」です。
大人の歯列矯正は、噛み合わせを考えて治療をすると80万以上のお金がかかります。
金額に怖気ついて、見た目だけきれいになればいいやと思い、30万ほどで治療可能な粗悪なマウスピース矯正を始める方がいますが絶対におすすめしません。
私の友達の話ですが、安いマウスピース矯正(20万ほど)を始めて歯間を削られすぎて、すきっ歯状態のまま戻らなくなった子がいます。
矯正が終了したにもかかわらず歯の隙間に悩む友人は本当にかわいそうで、粗悪な治療をした歯科に対してとても腹立たしさを覚えました。
歯列矯正は審美性ではなく、機能面を整えるものです。
「医療費控除制度」を上手く活用しながら、ぜひ機能面を第一に考えた矯正治療をしていただきたいと思います。
インビザライン矯正のメリット・デメリット
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私は、歯科選びの軸に沿って先生の誠実さと実績を信じて歯列矯正を開始しました。
そのため、信頼できる歯医者であればワイヤー矯正でもインビザライン矯正でもどちらでもよかったというのが本音です。
インビザライン矯正を始めて3か月。メリットとデメリットを集めてみました。
インビザライン矯正のメリット
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インビザライン矯正を選んで最近よかったなと思う点。
・痛くない
・矯正をしていると気づかれない
・通院回数が少なくて済む
・歯磨きがしやすい
・歯のミネラルパックが出来る※
特に、痛くない点はとても嬉しいです。ワイヤー矯正がとても痛かったので…。
歯のミネラルパックが出来る
メリットの歯のカルシウムパックが出来る点についてですが、私は夜寝る前にマウスピースにたっぷりとMIペーストを塗っています。
カルシウム配合で歯を強くしてくれると話題のMIペーストですが、30分以上口に留めておかないと効果が薄くなります。
マウスピースでパックすることで30分以上口に留めることが出来るのでおすすめです。
インビザライン矯正のデメリット
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インビザライン、良い点だけではありません。ここからはデメリットです。
・食べ歩きが出来ない
・滑舌が悪くなる
・間食が出来ない
・コーヒー、お茶などが気軽に飲めない※解決法あり
食べ歩きと間食が気軽に出来ない点が地味に辛いです…
ただ、コーヒーに関しては専門のストローを使うことで、マウスピースを外さずに飲むこともできます。
着色を気にせずコーヒーを飲めるアイテム
ホットコーヒー用のマドラーストローを使えば、着色を気にせずコーヒーが飲めます。
日本ではあまり浸透していませんが、韓国ではホットコーヒーをストローで飲むのはポピュラー。
歯へのステイン着色を恐れる美容に気を遣う韓国ではホットコーヒー用のマドラーストローが重宝されているのです。
有名人もしているインビザライン治療
![](https://zarame.blog/wp-content/uploads/2022/03/invisalline-20.jpg)
・大谷翔平
・藤井風
・ジャスティンビーバー
・EXITりんたろー、兼近
・チョコレートプラネット長田
チョコレートプラネットの長田さんは2022年2月2日に自身のYouTubeチャンネルで歯列矯正を始めたことを公表しています。
動画のコメント欄には、「私も歯列矯正しています!」「長田さんも歯列矯正をしていると知って私も歯列矯正頑張って続けようと思いました!」等のコメントが多く見受けられました。
この動画のコメント欄をみて、私自身も励みになったのでもし歯列矯正に心が折れている方がいたらぜひおすすめしたいです。
矯正歯科が決まらず悩む方へ…
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ここからは、これから歯列矯正を始めたい方や、歯科選びに疲れた方へのエールです。
※長文なので、読み飛ばしていただいて構いません。
歯科選びをしていると「どの歯科にすればよいのか」「何が自分にとって一番の選択なのか」分からなくなる方も多いと思います。
私自身もそうでした。
インビザラインは特に、良い口コミと悪い口コミが乱立していました。
不安を払拭するために海外サイトで「Invisalign(インビザライン)/overbite(出っ歯)/Tooth extraction(抜歯)」と英語で調べたことも…。
「ワイヤー矯正の方がいい」という意見に最後の最後まで悩み、結局私はインビザライン矯正を選びました。
先生への信頼があるため、この選択は間違いではなかったと、今は自信を持っています。
ワイヤー矯正、インビザライン矯正どちらが劣っている等はありません。
どうか口コミだけに惑わされませんように。
信頼できる先生を見つけて、その先生がおすすめする治療法でどうか治療を進めてください。
(ただし、セラミック矯正だけはおすすめしません。歯に優しい治療法を選んでください)
もし、歯科選びに行き詰ったら【私のおすすめの歯科選びの軸】を参考にカウンセリングに挑んでみてください。
カウンセリング内容を録音しておくのもおすすめですよ^^
まとめ
私のおススメの歯科選びの軸です。
・日本矯正歯科学会認定医以上か または、実務経験は豊富なのか
・実際に治療の症例写真を見せていただけるのか、ホームページに載っているか
・先生がカウンセリングをしてくれるのかどうか
・ワイヤー矯正にも詳しい先生なのか
・精密検査をきちんとしてくれるのか
・歯列矯正専門の医院かどうか
・安さで選ばない。治療するからには健康的な歯並びに
失敗したり、お金や時間をかけて後悔してしまう事もあるかもしれません。
しかし、行動したことは決してマイナスにはなりません。
たくさんカウンセリングを受け、知識を付けた上で納得して治療を受けることが一番です。
長文になりましたが、素敵な先生に巡り合い満足いく矯正治療が出来るよう心から祈っています!
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